バイブレーションバイブル vol.6 〜春のコノシロパターン編〜

アフター回復を図るシーバスたちが捕食している春のコノシロ。秋のコノシロとは違い、サイズも群れも回遊するタイミングもバラバラ…。一見難しく思えるこのパターンだが、鉄板バイブのESPADA 110ならサーチ&食わせが可能。その攻略法を愛媛のシーバスハンター髙橋さんが詳細に解説してくれた!

上:ESPADA 110/マコイワシ 下:ESPADA 110/コットンキャンディー

FOCUS onESPADA 110

ボラやコノシロといった大型ベイトフィッシュのパターンにマッチする3フックの鉄板バイブ。安定した飛行姿勢と33gの重量によって遠投性能に優れ、3つのラインアイが様々な流速にも対応可能。使用条件を選ばずに扱うことができる。

ESPADA 110

  • 全長 110mm
  • 重量 33g
  • タイプ シンキング
  • アクション バイブレーション
  • フック #8
  • リング #3
  • 誕生日 2015/11/30

シチュエーション

水深のある岸壁にコノシロが回遊

この時期のシーバスは産卵を終えたアフター(産卵後の回復途上のシーバス)で、体力を回復しようとしています。2〜3月頃からそういった個体が多く、ちょうどコノシロも岸近くを回遊しますので、このパターンが成立しています。
コノシロが回ってくるのは、沖からの流れがよく当たる岸壁エリア。イメージ的には埋立地など一面護岸されている場所となります。足元から水深があるエリアで、日中でも夜でも群れが回遊しています。
コノシロのサイズは秋のように大型ばかりではなく、10cmほどの群れもあれば、25~30cmという大型の群れもあるなどバラバラ。回遊するタイミングもいつ回ってくるかわからないので、まずはサーチする事が重要になってきます。

ポイント

髙橋さんがこのパターンでよく釣りをしているポイント、護岸された岸壁の角だ。

突き出した岬エリアなど、潮通しの良い場所

コノシロがいないとシーバスの反応も得られないので、群れが回遊しやすい場所を重点的にラン&ガンするのがこのパターンのセオリーとなります。

回遊しやすい場所とは、ズバリ潮通しの良いポイント

地図で見て突き出しているような岬エリアや、護岸された岸壁の角など、流れが効いている場所にコノシロもシーバスも回遊してきます。そういった場所を数多く撃っていくのですが、一日の中でも群れがすぐ沖へ出たり接岸したりするので、常にサーチしていく事がキモになります。

釣り方

中層からボトムまでデッドスローで引き倒す

釣り方はベイトをサーチしつつ、食わせる…これが基本戦略となります。岸壁から投げて巻いてくる…釣り方としてはコレだけになりますが、ESPADA 110は飛距離も出しやすいのでより広範囲をサーチできます。
まずは中層から徐々にボトム付近へカウントダウンして探っていきますが、コノシロの群れがいるレンジはバラバラ。引いているとガガガガッ!と群れに当たるので、このベイトに当たる感触で判別していきます。
釣り方は投げて巻くだけですが、アフターのシーバス相手なのでなるべくゆっくり…デッドスローで巻くのが重要になってきます。よりスローに引くため、ESPADA 110に3つあるラインアイは一番後ろを使用します。

ESPADA 110には3つのラインアイが設けられている。髙橋さんはこのパターンでよりスローに引くために一番後ろのアイを使用している。

またベイトのレンジの下にシーバスがいるので、群れの下を引くことも重要になってきます。

フォロー&ローテーション

上:komomo SF-145/ライムバックパールグロー 下:komomo SF-145 counter/メタルライムチャート

表層はkomomo SF-145でフォロー

もし、コノシロの群れが目視できるなど表層付近にいる場合はESPADA 110以外のルアーでフォローしていきます。
フォローで使っているのはkomomo SF-145。やはりアフターシーバスが相手なので、ESPADA 110と同じくゆっくり引いてルアーを見せていきます。もし、流れが速かったり波がある場合はkomomo 145 counterを使っていきます。
日中でも夜でも、追い切れないアフターシーバス対策のためにデッドスロー、これが基本となります。

ヒットルアー:komomo SF-145 counter/ブラック&ブラック

おすすめルアーカラー

ナチュラル系より目立つカラーが実績あり!

春のコノシロパターンが始まると、岸壁には大勢のアングラーが集まります。そしてビュンビュンと鉄板バイブを投げまくっています。
パターン的には定番になっていますので、プレッシャーもかなりある釣り。そして、ほとんどのアングラーがコノシロに似たナチュラル系のカラーを使っています。その中では、他の人が使っていないカラーの方が実は実績が高かったりします。
最近、実績が高かったのは派手で目立つチャートシャイナーのようなチャート系。他にも、人と違ったカラーをどんどん試していくのが効果的だと思います。

ヒットルアー:ESPADA 110/チャートシャイナー

まとめ&マル秘テク

群れを散らしてリアクション!

コノシロの群れはいるけど、ただ巻きではどうしても反応がない…。そんな時は、群れの下から一気にシャクっていきます。
この時、ESPADA 110はバタバタバタ…!と強く振動し、コノシロは驚いて一瞬群れが散ります。それがアフターでボーっとしているシーバスのスイッチを入れ、リアクションで口を使うきっかけになります。シャクった後はカーブフォールで群れから離れていくイメージで食わせていきます。
4月いっぱいはこのパターンでアフター回復のシーバスが釣れますので、ぜひ試してみてください!

ヒットルアー:ESPADA 110/イワシ
TESTER

髙橋 和希 たかはし かずき

愛媛県出身、在住。ホームである愛媛県の東部では、河川、港湾部をメインにウェーディング&スニーカースタイルでシーバスを狙っている。釣り自体はメバル、アジといったライトゲームやエギングといったソルトゲームだけではなくフカセ釣りや渓流まで幅広く、若手ながら経験豊富なアングラー。

公式商品ページ

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