有明海ウェーディングゲーム × 濱本国彦 in 長崎県島原

濱本国彦さんが長崎県は島原エリアに遠征。ランカー頻出エリアとして有名なこの地で、濱本さんがどんな釣りを展開し、どのような結果にたどり着いたのか。

3年前に爆釣した約束の地、島原

濱本さんが島原で釣りをするのはこれが2回目。
初回は3年ほど前で、その時は入れ食いを体験したという。

濱本:時期は今と同じくらい。それで、その時はデイゲームで最大89cmをキャッチしています。5人ほどで並んで釣りをしたんですが、みんな次々とロッドが曲がっていく爆釣でしたね。

当時キャッチした最大の89cmのシーバス。

この地域のポテンシャルはすごいですよ。干満の差が激しくて時合いは短いし、良いタイミングはすぐに過ぎてしまう。そのピンポイントのタイミングでうまくアジャストできれば、ドンと出る。秘めているポテンシャルは計り知れないので、自分は全然見れていないと思います。

釣りをしたのは遠浅のゴロタや溶岩帯の岩盤

島原は干満の差が4〜5mほどあり、上げ潮ではものすごくタイトな時間で移動していかないといけないし、下げ潮では一瞬で試合が終わってしまう。タイドグラフと睨めっこしながら釣りを展開しないといけないのだ。また、当日は南から北へと爆風が変わっていく天候で、風との鬼ごっこにもなっている。島原半島に着いた瞬間に激しい雷が鳴って大雨になり、実質釣りをしたのは1日だけになってしまった。今回の遠征釣行は、限られた時間の中で、ポイント移動のシビアなマネジメントが必要だった。

実釣kosuke 110Sからスタート

kosuke 110S/ボラ(2018年限定品/4月発売予定)

潮目を狙いながら立ち込んで釣っていく。ルアーから感じる抵抗感で潮の強さを把握していく。sasuke 120 裂波、YOICHI 99を試すも、潮の流れやヨレの流し具合からkosuke 110Sに戻す。

ここでファーストバイトを得る。

喜びのあまり拳を突き上げる濱本氏。

kosuke 110Sでキャッチした60cmクラス。
思わず声を上げて喜ぶ。サイズにはない感動があるのだ。

濱本氏の歓喜溢れる笑顔に思わずこちらまで笑顔になる。

そして連発。
同サイズをkosuke 110Sでキャッチ。ゴロタが激しい場所で、パワーファイトのエキサイティングな展開だ。

地元のアングラーも驚いた実釣性能、今回のMVPルアー

上:kosuke 110S/レッドヘッドパールOB(2018年限定品/4月発売予定) 中:kosuke 110S/PHBBC(2018年限定品/4月発売予定) 下:kosuke 110S/ボラ(2018年限定品/4月発売予定)

悪天候と限られた時間の中、濱本さんのアウェイの地でもしっかりと結果を出してくれたのがkosuke 110Sだ。

濱本:これ(kosuke)はsasukeとkomomoの良いところを合わせて誕生したルアー。最高の飛行姿勢で最高の飛距離が出るのが特徴です。ストレスなくシャープに投げられて、キャストの抜けが良い。
今回のようなラフコンディションでも結果を出してくれた。タフコンディション、ラフコンディションで、あと数メートル前に出たいけども風や波で出れない状況で、このシンキングモデルで飛距離が助けてくれました。地元のアングラーが“あの潮目まで届きさえすれば”というところまでしっかり飛んでくれましたね。
また、普通の沈みの早いシンペンだと、シーバスに対するアプローチのスピード感が上がってしまう。でもkosuke 110Sならゆっくりとした水の流れに準じたアプローチができると。kosuke 110Sの飛距離には、地元の人もびっくりしてましたよ。
狙ったのは70m先の水深2mほどのシャローで、大きな岩がゴロンゴロンと入った場所のヨレ。そこの上っ面を引いてこなくては食ってこない状況。他のルアーでは潜り過ぎてしまい、大場所ですがシビアなレンジコントロールが必要とされました。

夕マヅメでkosuke 130Sが炸裂

刻々と変化していく状況で、ルアーをローテーションした1キャスト目。かっこいい魚で、ボディに斑点が少しある。84cmのナイスランカーだ。

今回のロケ最大の魚を確信し興奮が隠せない濱本氏。

大きなシルエット、ワイドなスイムアピールが欲しい時に

kosuke 130F(プロト)、後ろに見えるのはkosuke 110S(2018年限定品/4月発売予定)。

今回の釣行で最大魚を引き寄せたのが、kosukeのサイズアップモデル、kosuke 130Sだ。

濱本:食ったのは、沖に発生した太い潮目の、アウトサイド側にアプローチができればバイトが出るという状況。夕マヅメのゴールデンタイムになりつつあるということで、kosuke 130Sをチョイスしました。より大きなワイドなアプローチ、サイズ感を上げてしっかり魚にルアーを見てもらって誘いたかったんです。なので、110サイズとの使い分けは、シルエットの大きさ、巻いたときの抵抗感、水流を押す波動の大きさ。水流に乗せて止めているときでも、ルアーの存在感を充分に認識しながら操ることができますよ。

ヒットルアー:kosuke 130F/レッドヘッドパールOB(プロト)

濱本国彦監修第二弾、EMPATHY 90登場

濱本国彦監修第二弾となる現在開発中のEMPATHY 90(プロト)。

今回の釣行でもキャストする場面があった、濱本さんが開発中の話題のルアーがEMPATHY 90。一見すると、ややファットなリップレスミノーという印象だが、実はかなり奥が深いルアーだという。
EMPATHY 90については後日改めてIMAGで紹介させていただこう。

最後は得意のドリフトで

ナイトゲームに差し掛かったところでNABARONE 150Fでキャッチ。ダウンクロスでリップに流れを噛ませて、ルアーが泳いでいるのを感じながら、若干横スライド気味のドリフトでアピールが効いた。

ヒットルアー:NABARONE 150F/チャートバックパール(限定) サイズこそ大きくはないが、テイルフックを綺麗にしっかりと食っていたこの魚が今回のロケを締めくくる一尾となった。

再訪を確信する、屈指のランカーシーバスエリア島原

濱本:今回は84cmという、個人的には満足のサイズが出たけども、地元のアングラー的にはまだまだ大きいのがもっと釣れると。メーターオーバーもコンスタントに上がっているし、動画を回しているときに、本当にメーターオーバーが出るんじゃないかっていう期待もありました。また、地元アングラーの熱量もすごくて、アングラーをそこまで駆り立てるエリアの魅力がありましたね。日本でも屈指のクオリティの場所だと思います。風が強いタイミングでも、限られた時間の中で、その中で最高のパフォーマンスを見せることができました。やれる中でやりきった、だからこそまた遊びに来たいですね。

悪天候により予定よりも実釣時間が減ってしまった状況でも、84cmを頭に見事な釣りを見せてくれた濱本さん。しかしながら、島原のポテンシャルはまだまだこんなものではないという。さらなるエキサイティングな釣りを味わうために、濱本さんはまたこの地に戻ってくることだろう。

今回の動画はこちら

濱本国彦 激流の有明海に挑戦! 島原ランカーハンティング

PRO STAFF

濱本 国彦 はまもと くにひこ

香川県在住のシーバススペシャリスト。ランカーハント率も高く、その人望とフィッシングスタイルで多くのファンを持つ。ドリフトテクニックを得意とし、ラインテンションを巧みに操る釣りに定評がある。

 

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