秋の3大ベイトパターン[加藤宏崇 × 落ち鮎編]落ち鮎の基本を理解して、流す釣りで秋の川シーバスを攻略しよう

秋のリバーシーバス攻略のファクターとして落ち鮎の存在がある。産卵後の体力を失った鮎を補食するシーバスを釣るパターンだが、イマイチ本質を掴みきれず、苦戦しているアングラーも多いのではないだろうか。
ここでは秋田県の雄物川で活躍する加藤宏崇さんに、落ち鮎パターンの基本を語っていただいた。

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加藤 宏崇 かとう ひろたか

秋田県全域を守備範囲として、リバーゲームからロックショアの釣りまでをこなす。その中でも秋田運河や雄物川は得意とするフィールド。異常とも取られるほどの釣行回数に裏付けられた経験は本物で、某有名プロアングラーもその実力を認める程。落ち鮎パターンでの最大サイズは94cm、7.5kgのランカーシーバス。

落ち鮎って何?

まず、落ち鮎というのはどういう状態の鮎のことを言うのでしょうか?

加藤:鮎は1年魚なのですが、夏の終わりごろに産卵が終わると体力がなくなってきます。さらに水温の低下ととも泳力を失って、水の流れに逆らえず流されていくような状態を落ち鮎と言います。すべての鮎が産卵するわけではないのですが、遡上の遅かった鮎、10cmほどで成長が止まっているような鮎もいたりします。そういった鮎も、水温の低下とともに体力がなくなって流されてくるようになりますよ。

時期的にはいつごろからパターンが始まるのでしょうか?

加藤:だいたい9月末から始まるのですが、ここでパターンが始まる指標になるのが水温。河川の水温が20度を下回ると、鮎が冷水病にかかり、体力がなくなっていくのです。水温が20度を下回ったらこのパターンが始まって、さらに水温が15度を下回ったら終了ですね。この間の期間が、落ち鮎シーズンです。また、河辺に落ち鮎を食べるミサゴなどの鳥がいなくなったら、パターン終了の合図とも言えるでしょう。
鮎は年によってサイズにバラつきがあったりもしますが、落ちは始めは小さくて10cmくらい。体力のない小さい鮎から始まって、そこから産卵に絡んでいた大きい鮎が流されてくるようになってきますよ。また、鮎は天然魚と放流魚があって、放流魚のほうが体力が少なく、早めに落ちてきたりすることもありますね。

加藤:落ち鮎は、お腹のまわりがオレンジっぽくなり、側面が灰色、背中は黒っぽいのが特徴。触ると表面がザラザラになっていたりします。産卵後の鮎は全身が黒くなっているような個体も多いですね。

落ち鮎パターンのポイントセレクト

では、この落ち鮎パターンを釣っていくエリアについて教えてください。

加藤:大事なのは釣るポイントの見立て。カギはシーバスがより補食しやすい場所を選んでやることです。ひとつは、鮎の産卵床となる、大きめの石がゴロゴロ入っているようなチャラ瀬、その少し下流のカーブや落ち込みなど、流れや水深に変化のあるような場所が狙いめ。流れの速さに変化があって、反転流が出ているような場所ですね。あとは、本流と支流の合流点。この周辺は、地形や流れの変化があるので、このパターンのみならず、年中いい場所ですよね。当然、落ち鮎の魚影も濃いですよ。エリア的には、上流域ばかりだけではなく、秋田の雄物川などのフィールドでは河口から5kmくらいの場所でもこのパターンで狙えたりしますよ。

ルアーセレクトとアプローチ方法

場所を絞り込んだら今度はどうアプローチしていくかだと思いますが、加藤さんはどのようなルアーをチョイスしていきますか?

加藤:主に使うのはこれらのルアー

  • imapopkey
  • komomo SF-145
  • komomo SF-145 counter
  • HONEY TRAP 95S
  • komomo SF-125

鮎が泳力を失っているので、ルアーは流しの釣りがメインです。なので、流したときにウォブリングが強すぎないルアーがいいですね。あとはレンジが入りすぎないほうがいいです。アクション的には、アップに投げてラインスラックを調節しながら、まるで脈釣りのような感じで流していく。
そのときに、ルアーは流れを真横に受けるように流してくるのが大切。実際の鮎も、横を向きながら流れてくることが多いので、それをイミテートするわけです。このほうが圧倒的にシーバスは口を使います。
シーバスはボイルしたりとやる気がある場合でも、流れてくるエサをしっかり見て補食していますからね。ロッドを微妙に操作しながら、うまくラインをコントロールしてルアーを横向きに流していくようにしましょう。

上に挙げたルアーの使い分けなどはありますか?

komomo SF-145

komomo SF-145はウォブンロール系で、ダウンクロスに入ると少しアクションが強いので、流れが緩い場所で多く使いますね。汎用性も高いので、メインで使用する場面は多いですよ。

 

komomo SF-145 counter

komomo SF-145 counterは、ノーマルのSF-145よりもウェイトを上げていてアクションが大人しくなっている。つまり、より速い流れでも弱いアクションが演出できるということです。また、komomo SF-145 counterは少しレンジが入るので、若干潜らせたい場合はこちらを使いますね。

 

komomo SF-125

落ち鮎は大きいルアーがいいと思われがちですが、実際には大きい鮎もいれば小さい鮎もいる。また、シーバス自体にもスイッチの入りやすいベイトのサイズ感というのもあって、いわゆるレギュラーサイズのkomomo SF-125も用意しておきたいです。川にも時合いはあって、その時合いじゃないタイミングでもシーバスに口を使わせていくには、このサイズ感は必要ですね。

 

HONEY TRAP 95S

komomo SF-125同様、時合いじゃないときに効くルアーで、ボイルが無い状態で地形変化などに定位しているような状態のシーバスに入れ込んでいくルアー。中層からボトムをしっかり引けて、食わせやすいサイズ感のHONEY TRAP 95Sはやはり強いですね。鮎は落ちているけど反応は薄いというタイミングで使ってみてください。

 

imapopkey

水面でしか反応しない個体がいるのは事実で、imapopkeyも実績が高いです。ボイル撃ちであったり、ピンポイントでしか反応しないシーバスには効きますね。imapopkeyは直立気味に浮くのですが、そのまま棒浮きのように流してくると喰ってきたりしますよ。また、ゆっくり巻いてくると緩やかに左右に動くので、そのアクションも効きますね。

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