秋の3大ベイトパターン[濱本国彦 × サヨリ編]ボイルを見極めてルアーをアプローチすればサヨリパターンは確実に攻略できる!

全国の幅広いフィールドで見られるサヨリは、シーバスが好んで補食するベイトのひとつ。ときに激しいボイルシーンに遭遇することも多いが、状況にアジャストすることが難しいのも事実。
ときに難攻不落とも言われるサヨリパターンの解説と攻略法を、香川のシーバススペシャリスト・濱本国彦さんに伺った。

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濱本 国彦 はまもと くにひこ

香川県在住のランカーハンター。河川のドリフトの釣りが得意なイメージが定着しているが、港湾部や小規模河川のピンの釣りも得意!その中でもサヨリパターンは、「語り切るには3日掛かる」と豪語するほど得意な釣り!

サヨリを知ろう

まず、サヨリという魚はどのような場所に生息しているのでしょうか?

濱本:海から入ってくる海水系のサヨリもいれば、川の中や汽水湖には淡水サヨリもいますね。なので、サヨリは港湾部から河川、河口部や干潟になっている場所、磯場など、いろいろな場所に生息していますよ。基本的には遊泳力はそこまで高くないので、そのエリアの周辺をウロウロしながら、プランクトンを食べながら過ごしているんだと思います。港湾部でしたら、夜になると常夜灯の下などに集まって、水面周辺をぴちゃぴちゃして溜まっていることが多いですね。

サヨリパターンの時期はいつぐらいになるでしょうか?

濱本:基本的には秋のパターン。地域的には春にサヨリパターンがある場所もありますけどね。瀬戸内エリアで言うと、8月の終わりごろからエンピツサイズくらいのサヨリが出てきて、11月くらいには20cm〜25cmくらいになってきます。11月中旬になって、強い北西風が吹きはじめるとシャローが荒れてサヨリが抜けてしまうので、それがパターン終了の合図ですね。

では、サヨリパターンで釣っていくには、どのような点に気をつけたらいいでしょうか?

濱本:サヨリは水面付近に群れる魚なので、まずは目でサヨリがいる場所を探すこと。ひとつの目安としては、サヨリの群れがパチャパチャしながら移動していって、潮の境目などに差し掛かったところでシーバスに補食される、というもの。なので、いくらサヨリがいても、ボイルしてなければ狙いません。サヨリだけいてもほぼ釣れませんからね。ボイルしてても難しいのに、ボイルがない状況ではかなり不利ですから。

サヨリパターン攻略のルアーセレクト

サヨリが補食されているシーンにうまく遭遇した場合、どんなルアーで攻略していけばいいのでしょう?

濱本:下記のルアーなどですね。サヨリパターンの初期などはCALM 110などがいいと思います。シンキングでもフローティングでもどちらでも大丈夫で、サヨリの群れを引けるシャローレンジモデルならOKです。
個人的に好きなのは、

  • CALM 110
  • ko 130S
  • komomo SF-130 Slim
  • komomo 130 Slim TOMAHAWK

などですね。

これらのルアーの使い分けはありますか?

濱本:時期によるサヨリのサイズ、エリアの潮の流れの強さや有無なのである程度は使い分けていきます。あとはレンジ。ルアーを止めたときにふわっと浮いたほうがいいのか、それともシンキングで深く入れたほうがいいのかなどは、そのときの状況次第ですね。
ファストリトリーブで入れたいときはko 130Sを使ったり、ちょっとゆっくりめに誘いたいときはリップレスのCALM 110を使ったり。komomoは水の受けがよく、かなりのファストリトリーブでも対応してくれますので、そのなかでフローティングのSF-130 Slimがいいのか、シンキングのTOMAHAWKがいいのかで使い分けていけばいいと思います。
サヨリパターンのキモは、これから話すことに集約されていますので、その日の状況にあわせてルアーをチョイスしてもらえればと思います。

難攻不落ー喰わないボイルの攻略法

ではそのサヨリパターンのキモを教えていただけないでしょうか?

濱本:重要なのは、たくさんサヨリがいる中でルアーを目立たせなければならないということ。逆に、ベイトに動きをアジャストさせてしまうと、バイトチャンスが減ってしまうんですよ。なので、動きの弱いルアーと動きの強いルアー、両方が必要になってくるんですよね。
そして、もうひとつ重要なのが、サヨリがどちらから食われているかを、ボイルのスプラッシュで把握すること。
港内などの止水域でサヨリがランダムに泳ぎ回っている状況では、下から上に向かって喰い上げるようなスプラッシュが上がります。こういうときは、なるべく動きの弱いルアーで思い切り高速巻きで目立たせて食わせる。
一方で流れがある場合。流れに向かってサヨリが上っていき、シーバスがそれを追って後ろからボイルする場合は、後ろから前に向かってスプラッシュが出ます。サヨリは下あごが出ているので、シーバスは回り込んで前から食おうとしないんですよね。
ボイルが横方向で、サヨリの進行方向が決まっている場合は、かなり攻略しやすいです。難攻不落といわれるサヨリパターンでも、確実に仕留めることができますよ。

では、どのようにルアーをアプローチしていったらいいのでしょうか?

濱本:シーバスがサヨリを後ろから食っている場合、ルアーを横切るようにして通しても食いません。ルアーは、サヨリの群れの後ろから前方にまっすぐと押してやることが重要ですね。シーバスの背後から頭にルアーを通してくるようなイメージです。
一連の動作としては、シーバスがボイルしたら、ボイルの向こう側にキャストして、高速リトリーブで巻いてきて、ボイルが起こった真下でぴたっと止めて、そこで1回トゥイッチを入れてやると、そこでトンと食ってきますよ。こういうときはほぼ1投目で食ってきます。
1回目のステイで食わなければ、またグリグリっと巻いてあげてステイ。そこでドンと食うことも多いです。とにかくルアーを目立たせないといけないリトリーブスピードとステイ、そしてアクション。サヨリの群れの中で、ルアーを発見してもらうというのが大事ですね。

ルアーを見つけてもらうためのファストリトリーブと食わせのワンアクション。さっそくサヨリパターンで試してみたくなりました。ありがとうございました!

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