Do You Know? vol.4 ~Aldente 95S & Aldente 70S – 大野ゆうき 編~

imaルアーを毎月詳細に解説していく「Do You Know? ~どーゆーの? このルアー?~」。どういったルアーなのか、どう使うのか、サイズ&タイプ別の扱い方もマニュアル化。第4回目は、バチ抜け必釣ルアーAldenteシリーズを大野さんが解説!

上:Aldente 95S/マンダリンオレンジ(2018年2月下旬発売予定新色) 下:Aldente 70S/マンゴーゼリー(2018年2月下旬発売予定新色)

FOCUS onAldente

バチ抜けパターン攻略のマストアイテム、大野ゆうき氏監修Aldenteシリーズ。揺らぎアクションと僅かなV字の引き波で攻略困難なバチ食いシーバスに口を使わせることが可能に。

Aldente 95S

  • 全長 95mm
  • 重量 7.1g
  • タイプ シンキング
  • レンジ 0~1cm
  • アクション ゆらぎロールアクション
  • フック #10
  • リング #2
  • 誕生日 2012/12/10

Aldente 70S

  • 全長 70mm
  • 重量 4g
  • タイプ シンキング
  • レンジ 0~1cm
  • アクション ゆらぎロールアクション
  • フック #10
  • リング #2
  • 誕生日 2015/12/10
PRO STAFF

大野 ゆうき おおの ゆうき

東京湾奥をホームに年間1トンを越す水揚げを誇るソルト界屈指のアングラー。レンジ、アクション、スピードの3つの要素を軸にルアーローテを展開。マッチザベイトに頼らず、いかにして口を使わせるかといった釣果を叩き出す。

 

Aldente 95S/メルティワーム(2018年2月下旬発売予定新色)

[1]Do You Know? Aldente?

アクションを極力廃したバチ抜け特化型ルアー

元々、ボクがバチ抜け用に使っていたのはkomomo SF-95 slimで、これを少し改造していました。リップを削って、水を受ける面を小さくして潜らない形状にしていたんです。そして、チューニングウエイトを3〜5g貼り、さらにウエイトボールを一番後ろにもっていった状態で固定していました。なぜそうしていたかというと、飛距離ももちろん出したかったんですが、なるべく動かしたくなかったんです。なるべくスーッと移動しているバチに近づけるため色々とイジっていたんですが、「どうせなら改造せずそのまま使えるオリジナルを作ってみない?」と言われて開発したのがAldenteになります。

[2]どーゆーの? Aldente?

バチが抜けている全フィールドでOK

完全にバチ抜けにターゲットを合わせて開発していますので、バチさえ抜けているフィールドなら港湾部、河川や干潟、磯などでも効果的です。さらに地域でいえば、東京湾、大阪湾はもちろん、福岡でも釣れましたし全国的に扱えると思います。

流れが緩く波が少ないエリアが最適!

シーズン的には年末年始頃から始まるエリアもあれば、港湾部などでは春から初夏の4〜6月頃までバチ抜けがあってバラバラですが、どの季節のバチ抜けでもOKです。ただ、バチが抜けやすくて水面がザワつきすぎていない穏やかで波があまり立っていない状況の方が、シーバスも水面を意識しやすいのでこの釣りに最適だといえます。

夕マヅメからのナイトゲームがメインに

時間的にはやはりバチが抜け始める夕マヅメからのナイトゲームが主体。早い時期は夕マヅメが時合いになりますが、3〜4月頃からは夜であればチャンスはあると思います。

[3]使い方

水面直下0~1cmを引ける速度でただ巻きオンリー!

Aldente 95Sの使い方は、基本ただ巻きのみとなります。弱いV字の引き波を立てながらスローで引いてきて、時々ゆらぐようなアクションが入るのが理想なので、余計なロッドワークは必要ありません。また、引く速度は“レンジ次第”となります。スペックではレンジが0〜1cmとありますが、これはベストレンジを指していまして、この0〜1cmをキープするのが重要になってきます。だから、流れが速い場所ではゆっくり、流れが緩い場所ではある程度のスピードで引いてくるようにして調整していきます。

そして水面直下をただ巻きしていると、ほぼ棒引き状態で移動をしてくるんですが、ルアー自体の断面が楕円形になっているため、ちょっとした変化などで左右へ勝手にフラつくようになっています。

関連動画はこちら

Aldente 70S スイム動画

[4]サイズの使い分け

ほとんどアクションらしい動きがないAldente 95Sに比べて、Aldente 70Sは普通にシンキングペンシルとして動いてくれます。もちろん左右へのゆらぎのあるロールアクションはしてくれますが、全体がしっかりと動きのあるアクションをしますので、特に動きの速い小さくて短いバチが出ている時に効果的です。あくまで傾向としてですが、バチ抜けシーズンの前半は長いバチが多く、後半になると短い小バチが多めになってくると思います。この小バチは動きが速いのでシーバスも追って食っています。
いってみれば、Aldente 95Sは点で待って食っているシーバス用、Aldente 70Sは線で追っているシーバス用といえますが、多くの場合は混在しています。

[5]まとめ

ローテーションしてヒットパターンを掴もう!

どちらが最初とはいえませんが2つをローテーションしていくことで、その日のヒットパターンがつかめるはずです。また、どちらも水面を意識していればバチ以外のベイトパターンで効果があります。特にAldente70Sはしっかり動きますので、シーズン的にかぶってくるハク(ボラの幼魚)の群れを食っているシーバスにすごく効いたりするんです。

これからはまさにAldenteシーズンといえますので、ぜひ好釣果を叩き出してみてください!

使用ルアー:Aldente 95S/マンゴーゼリー(2018年2月下旬発売予定新色)

 

公式商品ページ

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