RAIKIRI 70を科学する。 ②

誕生以来、おかげさまで大好評をいただいているRAIKIRI 70。前回の記事「RAIKIRI 70を科学する。①」では三大性能を紹介しましたが、読んでいただけましたか?今回はその性能についてさらに深く科学していきます。

 

目次
RAIKIRI 70とは。
- そもそもRAIKIRI 70って?
RAIKIRI 70の秘めた「遠投性能」。
- 飛行姿勢による安定した飛距離。
コラム実際に飛距離を測定してみた。

RAIKIRI 70の最大の武器「ダート性能」。
- 簡単操作で誰でもダートマスターに。
- ダートしやすい理由。
コラムRAIKIRI 70の豆知識。




 

RAIKIRI 70とは?2020年3月10日にimaより誕生したダートバイブレーション「RAIKIRI 70」。発売以来、全国津々浦々からたくさんの釣果情報が寄せられています。また、お陰さまで生産が追いつかないほどで、なかなか手に入れることができないユーザーの皆さまにはご迷惑をおかけしています。釣具屋さんで見かけた際にはぜひGETして、その実力を体感してくださいね!

 

 

そもそもRAIKIRI 70って?「使いやすいダートバイブレーション」をコンセプトに開発されたRAIKIRI 70。バイブレーションにありがちな不安定な飛行姿勢を極力排除するようバランス設計し、安定した飛距離を実現操作性に優れたRAIKIRI 70は、簡単なロッド操作でダートを発生させることができます。もちろんただ巻きでもok!また15gというウェイト設定により、シャローエリアはもちろんあらゆる場面で活躍でき、まさに誰でも簡単に使えるバイブレーションなんです。

RAIKIRI 70の三大性能をおさらい。
バランス性能 ▶︎ 回転しない安定した飛行姿勢
操作性 ▶︎ 多彩な簡単ダートアクション
汎用性 ▶︎ あらゆる場面で活躍できるスペック


RAIKIRI 70の三大性能について詳しく知りたい方におすすめ!




 

RAIKIRI 70の秘めた「遠投性能」。
安定した飛行姿勢で、比較的どんな状況でも飛距離を出すことができ、遠投性があると評判の高いRAIKIRI 70。まずはRAIKIRI 70の秘めた遠投性能について解析していきましょう!

 

 

どうして飛距離を出せるの?

バイブレーションプラグは扁平なボディ形状のため、キャストしたときに空気抵抗を受けてしまいぐるぐる回転してしまうことがあります。しかしRAIKIRI 70はその現象が起こることが非常に少なく、安定した飛行姿勢で飛距離を出すことを可能にしました。
これは内部構造?それともボディの作りなのでしょうか?RAIKIRI 70の開発者であるima開発部の篠塚さんに話を聞いてみました。

RAIKIRI 70の飛行姿勢をもう一度チェックしてみよう。

※IMAG「RAIKIRI 70を科学する。①」より引用。

 

RAIKIRI 70の飛行姿勢が安定しているワケ。

ima開発部・篠塚さん(以下、篠塚):RAIKIRI 70はkoume 70と比較してラインアイがかなり前方(ヘッド側)あります。ラインアイが後方にあるほど飛行姿勢が悪くなり回転しやすくなるため、テストを重ねた結果、RAIKIRI 70はラインアイを前方に配置しました。

※(上)RAIKIRI 70(下)koume 70

しかし、ただラインアイを前方に配置するだけではバイブレーションとしての基本的なアクション(波動)が弱くなってしまいます。ウェイトをルアー前方に集中させ、ヘッドを下げることで波動を強くするという方法もありますが、これだと飛行姿勢やダートの部分に悪い影響が出てしまいます。

そこでRAIKIRI 70はボディ形状にも以下2点の工夫をしています。
体高のある形状に。…ボディー側面の水受けを強くする。大きいフックも搭載可能に。
ヘッドを平らに。…ヘッドに水を受け、ウェイトを前方に寄せたときと同じ効果が得られる。

こうすることで、安定した飛行姿勢はもちろん、「ダート姿勢」「ダート幅」「適度な波動」と3拍子揃ったルアーに仕上がっています。

 

 

\検証!/
実際に飛距離を測定してみました。
ブレない飛行姿勢で、左右に流されることが少ないRAIKIRI 70。空気を切り裂くように真っ直ぐ飛んでくれ、比較的どんな状況でも安定した飛距離を出すことができます。では実際はどれほど飛ぶのでしょうか?IMAG編集部が検証してみました!測定結果(参考値)
平均値 ▶︎ 60m 最高値 ▶︎ 65m
15gのライトウェイトなバイブレーションであれば十分すぎるほどの飛距離。キャストが上手な方ならもっと飛ばせるかもしれませんね!
[Day Status]Weather: Sunny Wind Speed: 0m/s [Tackle Data]Rod: Shibumi-86ML Reel: C3000HG Line: PE15lb Leader: FLUORO CARBON 16lb




 

RAIKIRI 70の最大の武器「ダート性能」。RAIKIRI 70の三大特性のひとつでもある「操作性」。これはRAIKIRI 70の最大のウリともいえるダートに直結しています。つぎはダートにフォーカスし、科学していきましょう。

 

 

簡単操作で誰でもダートマスターに。

バイブレーションをダートさせる使い方は、近年のシーバスフィッシングシーンの中でマストになってきています。通常、ラインスラッグを駆使しアクションするとルアーはダートしますが、RAIKIRI 70はリフト&フォールのようなスラッグを使わないロッドアクションで誰でも簡単にダートさせることを可能にしました。


 

ダートしやすい理由。

RAIKIRI 70のヘッド部分は水の抵抗を受け、横へスライドしやすいように平たい形状をしています。また、ヘッド部が上を向くようにウェイトを配置することで、上方向に水抜けをよくしてスライドしやすいようにしています。ルアー後方部分のひし形の断面形状がスライド後の水切りをよくしているため、スライド中は逆に水の抵抗が少なくなり、大きなスライド幅を出すことが可能になっています。

ダートのイメージ映像。

 

※IMAG「RAIKIRI 70を科学する。①」より引用。

 

\開発者に教えてもらいました!/
RAIKIRI 70の豆知識。
(特にダートする)バイブレーションは早巻きやトゥイッチなどのアクションで使うため、フックの掛かりどころが悪かったりと、どうしてもバラシが多くなりがちです。
RAIKIRI 70は、バラシ軽減のために70mmサイズには異例の#6フックを標準搭載しています。これは、ある程度体高があるRAIKIRI 70だからこそできること。近年流行りの細身系のバイブだと、70mmというサイズには#6だと背中にフックが引っ掛かってしまうため、#8をよく使っていますよね。
ちなみに、#6を搭載しているRAIKIRI 70ですが、これを#8に変更するとさらに簡単にキレキレのダートを生み出せちゃうんです。ただし、その場合はバラしやすくなってしまうので、バラさない自信のある方はお試しください!

 

 

RAIKIRI 70の性能はご理解いただけましたか?ここまで読んでいただければ、あなたもRAIKIRIマスターに。あとはRAIKIRI 70で楽しむだけです!引き続き、皆さんからの釣果シェアもお待ちしています!

 釣果エピソードの投稿はこちらから

 


▼ 水中映像と合わせて使い方を紹介している動画はこちら。


 ▼ 実践での使い方を解説している動画はこちら。




 

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