タフコン上等! 厳寒期を乗り切る三浦半島ヒラスズキゲームの要点

1年で最もヒラスズキの釣果が出しにくい時期であるこれからの厳冬期。このタイミングでもしっかりと釣果を出しているロコアングラー西田学さんに、三浦半島でのヒラスズキゲームの要点を開設していただいた。少ないバイトを確実に引き出し、冬の貴重な1尾をキャッチしよう。

TESTER

西田 学 にしだ がく

神奈川県在住のシーバスエキスパート。三浦半島の磯マル&ヒラや盤洲干潟のウェーディングに精通する。伊豆半島でのヒラスズキやショア青物ゲームにも詳しい。情報に頼らず自らの足と経験でシーバスを探していくスタイルを追求する本格派アングラーだ。

三浦半島の磯場の特徴

低くもなく高くもない釣りやすいのが三浦半島の磯場

平磯や足場が低い磯が多い房総、磯場に切り立った崖や山が絡む伊豆、そんな二つの大きな半島に挟まれたエリアで、ポイントの雰囲気としても、低くもなく高くもなく、ちょうどその間を取ったような釣り場が多いですね。
先に挙げた両半島に比べて規模的にはそこまで大きくない半島で、この時期は特に黒潮の影響を受けづらい。低水温期となるこれからの季節はベイトも少なく、厳しい状況になってきます。
またこれからの厳寒期は北風が多くなりますが、三浦半島は地形的に北風が当たる良いポイントが少なく、これらを含めて冬場の条件的には厳しいというのが実状。
しかし、近年は特にヒラスズキの生息数を多く感じますし、4~6月の春磯ハイシーズンに向けて、今からあちこち歩いておくのは、特に経験の少ないアングラーには重要なことです。
ポイント的にもエントリーがしやすいのも特徴で、これからヒラスズキを始めようという人にもやりやすいエリアだと思いますよ。

厳寒期の三浦半島

磯状況を目で見てしっかりと把握してから夕マヅメに挑もう

冬の間は水温も低く、ベイトが寄ったり溜まったりということは起きにくいです。そういう意味でも日中の釣りは成立しづらいところがあります。なので、マヅメを絡めて釣りをするのは重要なところですね。そのうち、朝よりも夕方のほうをお勧めします。それは、朝が釣れないというわけじゃないんですが、夕方のほうが明るい時間からエントリーすることで波やサラシの状態を見たり、ベイトの雰囲気を確認しておくことができますからね。シビアな時期だからこそ、少しでも良い条件の場所の釣り場をセレクトして欲しいですね。産卵が絡む厳寒期は釣れないと思われがちですが、やはり出れば一発大物の可能性もありますし、条件が整えば反応が出るのはシーズンオフでも同じです。
結局のところ、諦めずに何度もフィールドに足を運んでいくことが釣果への近道、自身のスキルアップに繋がるんですよね。
数少ない南・南西風が吹いたときはいサラシができやすいですね。まずはこの風向きを気にしつつ、風の強さ、波の高さ、潮の雰囲気によってエリアをチョイスしていきましょう。2月はやはり1年でも一番厳しいタイミング。3月の春を感じる頃になると、ようやく反応が出てくるというのが正直なところです。
とくに春先の春一番が絡んでくるような状況では、突然パタパタっと釣れるというようなことがあります。

寒気の一番厳しいシーズンを乗り切る
三浦半島の鉄板ルアー陣

sasuke 120 剛力
水を掴んで足元まできっちり引きたいときはコレ

この時期に最も使用頻度の高いルアーです。大きい波が立っているような状態で、足元までしっかり引きたい場合や足場が高い状況で活躍します。シビアな状況なので、sasuke 130 剛力ではなくsasuke 120 剛力をチョイス。水をしっかり掴んでくれるルアーなので、手元に伝わる波動を感じながら、その中でもゆっくりと巻いてやるのがコツです。波や水の流れに乗せるようなイメージで、ヒラスズキの着き場に送り込んでやると良いですね。基本的にはただ巻きでスローに見せてやるのが、冬季はとくに大事だと思います。

K-太 77 SUSPEND
ピンポイントで仕掛けていけるひと口サイズシャッドプラグ

この時期は120サイズでもルアーサイズが大きいと感じる場合があるので、そういったときはひと口サイズのK-太 77 SUSPENDが威力を発揮します。磯用ルアーでないんですが、渋い状況のヒラスズキでもマッチしますよ。フックは大きめなものに替えてから使いましょう。

これも使い方はただ巻きでOK。あとは、返す波の時にリトリーブを止めて、流れに乗せてあげると、ヒラスズキにルアーを長く見せてあげることができるのでオススメです。このルアーに関してはトゥイッチやステイを入れながら誘っていくルアーなので、なかなか口を使わない魚に対してピンポイントで誘っていくのも有りだと思います。ある程度水深のある足元撃ちなどではかなり活躍してくれるルアーですね。ひと昔はヒラスズキは大きいルアーが釣れるというイメージがあったんですが、やはりセレクティブな状況も多く、ルアーサイズを落としてやるというのは重要なアプローチのひとつです。

komomo SF-125 & kosuke 110F
薄いサラシにはシャローランナーを入れることで
魚にルアーを見切らせない

この時期は北風が多く吹き、理想的なサラシが出ないような状況もあります。そんな薄いサラシの場合はレンジの入らないkomomo SF-125、kosuke 110Fなどが使いやすいですね。

魚に見切らせないようにサラシにまとわせるようなアクションが必要で、サラシが薄い場合はレンジを入れすぎると見切られてしまう可能性が高い。なので、サラシの層に合わせて引けるルアーが重宝します。このふたつは水面直下のレンジを引きたい場合に登場するのですが、足場が低い場合はkomomo SF-125、足場が高い場合はkosuke 110Fというふうに、引く層は同じですが足場の高さで使い分けていくようなイメージです。

koume 90 heavy
タフコンを打破する最後の一手

反応がなく魚がいないのかなぁという状況でも、最後バイブレーションを通すと一発で食ってくるということがよくあります。なので、バイブレーションはボックスに何個か忍ばせておくといいですよ。磯で使うのはkoume 90 heavyで、風がある中でも使いやすいです。キャストしたらカウントダウンして水に馴染ませてから、一定のスピードで巻いてくる。この場合はスローに見せるというよりは、少し速めに巻いてリアクション的に食わせる感じで巻いてきましょう。メインにはなることは少ないですが、バイトを引き出す最後の切り札として、ぜひバイブレーションも用意しておくことをオススメします。

磯ヒラゲームの注意点

装備に過信せず常に危機感を持って釣りを楽しもう

ライフジャケットの着用やフルグローブなど、最低限の装備は絶対に必要です。またウェットスーツの方も増えてきていますが、自分はメリット・デメリットがあると感じています。ウェットスーツを着たからといって無理して波が高いところに踏み込んでいくという側面もありますからね。釣りたいという気持ちが強すぎて、危険な方向に行き過ぎないようにすることが大事。完全に装備をしているから安全ということではなく、常に危険と隣り合わせの釣りだということを意識しながら釣りを楽しみましょう。

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