秋も深まりますますヒートアップするシーバスゲーム。

今回はその中でもランカーのヒット率が高い河川でのゲームをピックアップ。

二人の名手がデイゲームとナイトゲームについて攻略法を解説します!

二つのルアーを使い分けてランカーゲットを目指せ!!!

RED 中村 sasuke105 河川デイゲーム攻略

 私がホームとするのは千葉県全域である。北は大河、利根川に面しておりまだまだ開拓の余地が残るフィールドがある。一方、俗に内房と呼ばれている東京湾の東側に面した地域は養老川や小櫃川などシーバスの名河川が存在している。都心部に近い割には大型のシーバスが狙えることもあり、非常に魅力的なフィールドだと思っている。

 現在、秋のハイシーズンを迎え、多数の群れが河川下流部へ溜まっている状況だ。秋のシーバスゲームというと、夜に大きく潮位が下がるせいか、夜間干潮前後のウエーディングゲームばかりがクローズアップされる。潮位が低くなると狙う場所も絞られる為に、確かに狙いやすくはなる。しかし、潮が高い時間帯・・・もちろん昼間でもシーバスは河川内を回遊している。今回、ワタシクシの河川攻略はデイゲームの河川攻略を考えてみようと思う。


●シーバスの付き場が限られるデイゲームのススメ

 千葉県周辺の干満差は大潮の時で約2m弱。それほど大きくはないが、それでも満潮と干潮ではシーバスの付き場が大きく異なる。特に満潮時のシーバスの付き場は、河川全体に広がってしまって非常に狙いにくいように思うかもしれない。

 しかし、これにデイゲームという条件が加わると話は違う。太陽光線が照りつける昼間はシーバスが少々ナーヴァスにはなるものの、付き場は絞られてくる。ベイトが大量いる場合は別だが、基本的に日中のシーバスは闇に紛れることができなくなるせいか、レンジは下がる傾向にある。つまり第一のキーワードは深場。水深のある流芯部のボトム付近ってことになる。

 ちなみに流芯は川の形状が真っ直ぐな場合は河川の真ん中にできる。川がカーブしている場合はカーブのアウトサイドに流芯が寄り、インサイドはシャローになる。こういった河川のカーブで複合してくるストラクチャーが消波ブロックや捨石、護岸だ。流芯が岸のそばまで寄るので、オカッパリでも簡単に攻めることができる。特に消波ブロックや捨石回りは影になる部分ができる為に、シーバスが身を隠しやすく日中の河川攻略には欠かせないポイントの一つである。その他にも定番の橋脚回りがあるが、陰になる部分が多くなる‘低い橋’が狙い目であることは間違いない。


●sasuke105を使うワケ

 日中のシーバス攻略となるのがルアーの動きだ。棒引きスローがベースとなるナイトゲームに比べ、デイゲームでは‘速い動き’‘イレギュラーな動き’が必要となる。暗く視認性が悪い夜間は、単調でスローな動きでも見切られにくい。むしろ速すぎるルアーの動きは、シーバス自体が追いきれずルアーを見失ってしまうことになる。

 逆にデイゲームでの単調な動きはルアーが良く見え過ぎてしまう分、見切られてしまう。そこで‘速い動き’‘イレギュラーな動き’を出しつつ、効果的の攻めることができるルアーとして、私はサスケ105を多用している。なぜサスケ105なのか?

様々な理由があるのだが、まず一つはレンジ。日中のシーバスは流芯の特にカケアガリ周辺を狙うことになる。サスケ105を河川で使用すると川の流れを噛み80〜1mほど潜行する。するとちょうどカケアガリのトップにぶつけるイメージで使用することができる。日中のシーバスはルアーを追ってきてもなかなかシャローにまで潜入してまで食ってくることは少ない。しかしサスケ105は流芯の潜むシーバスを追わせて、カケアガリのトップ付近でボトムコンタクトをさせた時の平打ちをプラスさせることで食わすことができるのだ。Uターンして戻るギリギリのライン(カケアガリとシャローの境目)で間を与えられる芸当はサスケ105でないとできない。これは通常のシャローランナーなどでこなすことは不可能である。


●sasuke105の勝手ダート

 またサスケ105を使うもう一つの理由として、棒引きで使っていてもダートアクションをしてくれる点だ。通常の場合、ミノーを日中使用するとなると、ひたすらトゥイッチとジャークを繰り返すことになり体力的にもキツイ。特にリストの弱いアングラーさんは筋肉痛や腱鞘炎になってしまった経験が無いだろうか?サスケ105の特徴として強い水の抵抗を受けると、レードルリップが受けた抵抗を受け流そうとして結果、ダートアクションを起す。この‘勝手ダートアクション’を多発させる方法として、私はダウンクロスキャストを併用している。アップで投げるよりも、わざとダウンに入れることによって着水点から水を噛んで潜行し、棒引きで‘勝手ダート’を連発してくれる。わざわざ自分でトゥイッチやジャークをする必要も無いので、一日中まったくストレス無く釣りを楽しむことができるのだ。


●デイゲームはダウンの釣り

 基本、私はこの‘カケアガリトップのボトム当て’と‘勝手ダート’を日中河川ゲームの2本柱に据えて攻略する。ダウンで投げ入れるのが基本の釣りになるので、食わせるポイントも当然ながら、立ち位置よりも下流に設定する。渓流釣りでは‘釣り上がる’のがセオリーとなるが、私の日中河川ゲームは‘釣り下る’スタイルとなる。

 また、日中の河川ゲームの定番と言えばバイブレーションがある。シーバスが多少なりともルアーを追う状況ならばサスケ105でのスピーディーな展開が有利だ。しかし食い気があまりなく、ボトムに張り付いてルアーをあまり追わない状況だと、コウメ70/80の出番となる。これでも口を使わない場合はリジット70などを使ってあれこれ試すことなるワケだが・・・。いずれにせよ、一つのルアーにこだわることなく、その日の状況を見極めて、様々のルアーを組み合わせて日中の河川攻略を行って欲しいと思う。


RED 中村 sasuke105 河川デイゲーム攻略

 僕の住む、香川県での河川は水深が浅く、シャローの釣りを余儀なくされる。干潮前後では水深1mを切るようなシャローゲームも当たり前です。 干満の差も、秋の大潮で3m近く出て、それに伴い流れがかなり速くなるのも特徴です。 

リップ付きのミノーが良さそうに思えるフィールドであるが、事実、今までリップ付きのミノー、しかも、サーフェイス系と言われる部類のルアーが大活躍してきました。

 昨今、シンキングペンシルなるカテゴリーが浸透してきて、僕自身3Dを駆使したドリフトの釣りで幅広く用いてきたが、地元の河川でランカーを狙って釣るの場合ではフローティングミノーやコモモ2の様なサーフェイス系に軍配が上がってきたのである。

 何故、サーフェイス系のフローティングミノーに軍配が上がってきたのか??それは、単にルアーの持つ潜行レンジがフィールドに合ってるだけで、その状況を釣るというより場所にルアーが合っていたからなのだ。勿論、この「合う」「合わせる」がルアーフィッシングの中で、重要であり、魚を釣る為に必要な要素だと言えるのだが。


●シンキングペンシルは難しい?

 シンキングペンシルがシャロー域であまり使われない理由はアングラーが何処を引いているのか分かり辛い、レンジの把握がし辛い、といった事が主だった理由と考えている。

 例えばアップの釣りでは抵抗感の少ないシンペンで流れに乗せてるつもりが、乗り過ぎちゃって、気が付けばボトムへ行っちゃって根がかり、なんて事もあるだろう。

 ダウンの釣りでは流速が早すぎるとコントロール出来ずにルアーは浮き上がってしまってトップ状態になっている事もしばしば。これでは魚にアピールする事すら出来ないし、仮に魚からのコンタクトがあってもミスバイトやバラシの原因になってしまう。こんな状況で、もっとナチュラルに、もっとアピール出来るルアーは無いのか??


●目からウロコのシンキングペンシルp-ce100

 そんな時、p-ce100が発売になって、そのレンジキープ力目からウロコが落ちた。「これはシャローでも使える」いや…河川こそ、このルアーのポテンシャルを最大限引き出せるかもしれないと。(玉砕先生すいません…)

 はじめてこのルアーを使った時の水深がおそらく1m未満、自分の立ち位置で膝くらいで、狙っているのは立ち位置と同じくらいの水深の瀬の延長線上のブレイクの深い側って感じだった。多分、レンジが入るのが早いだろうなぁーって初めは思っていたので、少々早めにリトリーブをしていたが、一向にボトムを擦る感じが無いので、少しアクションを入れ、従来のシンペンでの浮き上がらせる感じと、巻きで誘う感じを交互に入れ、レンジをキープする事に気を専念して、後は流れに乗せる感じのゆっくりとした釣りまでリズムを落としてみた。

 その時、まるでサーフェイスのルアーを使っているようなゆっくりとしたリズムでシーバスが食ってきたのだ。従来のシンペンでも十分可能な釣りなのだが、ダウン側に入ってからだと、殆どのシンペンが水面近くに浮上しており、食った瞬間にまるでトップで釣ったような水柱が上がる事が多いのだが、p-ce100を使った河川の釣りではまるでミノーを使った時のように、水面に反応が出る前にきっちりアングラーがバイトを取れる。
 アップの釣りも同様で、リップが付いてるp-ce100ならではの抵抗感と流れに強いという特性で、流れに乗せても緩やかなアクションをしつつ、アングラーはその動きを感じられるというのは、河川の釣りでのアングラーにとっての大きなアドバンテージとなるだろう。


●シャローを数センチずつ刻む方法とは?

 コモモ2などの完全サーフェイス系のルアーとのローテーションがp-ce100を語る上でのキモであり、ほんの少しのレンジの違いをこの二つのルアーで演出する事が可能なのだ。コモモ2から始めて、流れをしっかり把握してからゆっくりとしたリズムの釣りでp-ce100へとローテーションというのが僕のパターンになっている。ほんの少しレンジを下げてやるとサーフェイスだとミスバイトしてしまったり、バイトへ持ち込む事が困難だったりする状況でも、レンジ変更で容易に食って来る事が多い。数センチのレンジ変更がシャローでは重要なのだ。まったく相反する、この二つのルアーのコンビネーションはp-ce100がいかに幅広いレンジをカバー出来るかと言う証明にもなっている。

 河川における、特にシャロー絡みで高釣果が出てくるこの秋のハイシーズンにp-ce100をぜひオススメしたい。ハイスピードアクションからの止め、超スローなロッドティップで流れに追従するような釣り、ただ巻きでS字形のアクションを生かした釣りを試していただきたい。

 また、秋の河川でのベイトパターン、群れたベイトの中でボイルしているような状況下でも、通常ならリップ付きのブリブリ系のミノーの方が良い様に思うが、こんな時こそp-ce100でベイトの下へルアーを落とし、ベイトの下で確実にアクションさせ、ベイトの群から抜けた瞬間にレンジを上げ過ぎる事無く操ることで、シーバスに食わせることができる。こう言ったミノーでは難しい細かいレンジ調整のテクニックも、シンペンというカテゴリーに属するp-ce100だからこそ出来る技なのだ。これ程、幅のある、ルアーを使わないのは正直勿体ない! 秋の河川の釣りの御供に是非お持ち頂きたい、そんなルアーp-ce100。2年目の秋、開幕中!