トライロバイト+タートルヘッドで狙うメッキ

Vol.2 トライロバイトとワインド釣法
■教授と排水口とトゥイッチング

 ふと我に返った時、RED教授は私の遥か遠くでキャストをしていた。私はRED教授を追いかけて横でキャストするも、私から逃げるかのように凄いスピードでラン&ガンしていく。私は船がない場所まで来てしまったので思いっきりキャスト、そしてボトムまで落としひたすらリトリーブを繰り返す。となりのRED教授も同じような場所を攻めている。これでOKなんだ!っと思ったのだが、よく見るとRED教授はロッドを小刻みに動かしていた。
 私も同じようにロッド操作をするのだが、私のトライロバイトは真っすぐ泳いでくる。なぜ奇麗にトゥイッチできないのかと思っていた矢先、RED教授から「よし、食った!」と一声。正真正銘メッキであった。悔しさで更に力むキャスト。何も無い様に見えたポイントも実はRED教授の足下にはドブの排水口があったのだ。なんて抜け目の無い人なんだ!私は思わず焦りからロッドをおもいっきり動かす。だが、私のトライロバイトは、なおも真っすぐ泳いでくるだけである。
■シェイク&シェイク

 メッキを釣ったRED教授に聞くと、メッキは泳ぐのが速く目が良いのでスレやすいらしい。なので、ルアーは速くイレギュラーな動きが効くらしい。特にトライロバイトとタートルヘッドの組み合わせは硬めのロッドを使ってトゥイッチすると横方向へダートするという。RED教授の操作するルアーの動きを見るとシーバスで言うところのワインド釣法そのもの。なるほど!こういう動きがメッキには良いのか!!
 私も同じように操作しようと思い、キャスト。風が強く水温が下がっていて、メッキも底の方にいるので一旦ボトムまで落とす。そして小刻みにロッドの先端だけを揺らすようにアクションをつける。ロッドのアクションの早さに対して常に弛み分を巻き取るようにリールを巻く、そうする事によってトライロバイトのアクションが大胆かつ機敏に左右動き出し、ポテンシャルをフルに発揮する事ができるのだ。私はラインの弛みがあるところにロッドアクションをつけていたので、もちろんトライロバイトが左右に動くはずがないのだ。
■メッキ心と秋の空

 その後、風から逃げるように河川内へとポイントを移した。またもや係留船と岸壁際でジグヘッドリグを落としてみる。するとメッキがチェイスしてくるではないか。だが少しくわえるだけで逃げていく。完全に食わないこの状態をショートバイトと言うらしい。このショートバイトの対応策としてはカラー変更やワームの頭部をカットする方法があるとのこと。トライロバイトの頭部先端を5mmほどカットすることによってダート幅が広がりアクションが良くなり、さらにサイズも小さくなり食い込みも良くなるので、フックも掛かりやすくなるらしい。
 また、メッキは好奇心旺盛な反面警戒心も強く、ルアーを見切ると全く反応しなくなってしまう。こういう場合はポイントをしばらく休めるのが良いらしい。私の場合、動かず同じポイントをキャストし続けていたのがよくなかった。この手の釣りは常に移動しフレッシュな魚を探す作戦が良いようだ。
 結局、フレッシュな魚や、反応があった場所を休ませて狙っているRED教授はメッキをゲット。初挑戦の私は見事ボウズを食らってしまったのである。やはり良い釣果を得るにはターゲットの習性やポイント、狙い方を熟知していないとなかなか釣ることはできないのだろう。それにしてもワームのライトタックルゲームはタダ巻きで釣るものだと思っていた。しかし今回使った、トライロバイトとタートルヘッドの組み合わせは、イレギュラーダートというアクションを起すことを始めて知り、目からウロコの体験となったのである。次回はこの操作方法をマスターして、再びメッキに挑みたいと思う。